川を上るサメ


この時期になると否が応(いやがおう)でも、Shark Attack(シャークアタック)のニュースが気になってくる。

海を謳歌する、サーファー達にとっての恐怖は、強いカレント(海流)であったり、シュノーケリングする人はスティングレイ(赤エイ:スティーブ・オーウェン氏の死でも有名)の威嚇する尻尾にも十分気をつけなくてはならないが、何よりも恐ろしいのがやはりサメ(Shark)、そして特に注意したいのが、Bull Shark(ブルシャーク)と呼ばれる、比較的攻撃性が高く、予想困難な動きをするサメだ。多くの鮫による被害、シャークアタックはこのブルシャークであるとも言われており、ビーチ近くに出現する事も珍しくない。通常遊泳地区やレスキューがいる地区は、サメ防止ネットが張られているが、サーファーの好む波がある、非パトロール地区では気をつけなければいけないし、それでもサメによる被害は絶えない。

先日もNSWの北、ゴールドコーストの郊外、ハイウェイからの景色も美しいTweed Headにて8歳の女の子が被害にあったよう。写真こそないのだが、少し過激な記事なので、心臓の弱い方は見ないでほしいが、お子様には十分目を光らせていてほしい。オーストラリアは海の被害だが、カナダでも同じようにキャンプに行っている子供へのクーガーやコヨーテの被害は年に数回ほど聞く。

[Girl bitten by shark]

あまり縁起が良くない内容なので、いつもの枕は割愛させていただくが、
こういった実情を知り、どのように予防する事が出来るかと考える事が重要だ。

サメ=怖い、では観光業が廃れるだけでなく、自然との共存の拒否(ネグレクト)になってしまう。かといって、知識もなく飛び込んだり、洪水で町中が水だらけになっているからといって遊んで、サメにぱくっといかれてしまうと元も子もない。ところで、日本では良く台風で大雨が降ると、子供達のテンションがあがりすぎ、川で遊んでそのまま流されるっていう、ちびまるこちゃん実写版ばりの事件が毎回のようにあったけど、今回のブリスベンの洪水ではなかったのだろうか?とちょっと気になる。美しい自然がむき出す恐怖の牙は、しっかりと学んでおくべきである。そういう意味では、オーストラリア人は海や自然に対する教育は比較的しっかりしている印象もうける。

さて、サメが川に上ってくるという話を触れたが、そもそもサメが川を上ってくるなんて、サケじゃあるまいし(笑)というような話だが、Bull Sharkは川を悠々と上ってくる事で有名なサメだなんて、知らなかった人も多くいるはずだ。

今のところ大きな被害は出ていないようだが、イプスウィッチ付近 Goodnaで目撃情報も出ている。リンクの地図を見てみれば一目瞭然だが、この場所で、海から約30Kmも離れているのだ。。これでも、サメは海ににしかいない!と言えるだろうか??

ふとした疑問を投げかけると、ワニはこの洪水で流されていないのか?とかも思ってしまうが、どうなのだろう?

ラニーニャ現象をはじめ、世界各地で起きている異常気象に過剰に反応しているのは人間達だけだろうか?むしろ、動物や魚、植物達のほうが敏感に反応しているのではないだろうか?と、なればこの現状に動物や魚はかなりupset(取り乱して)いるに違いないと思う。

ただでさえ、ブリスベンは自然生態の中にそのまま都市を作ったような街で、ブッシュターキーやトロピカルな野鳥、フクロネズミ(ポッサム)などがうろうろしている街なのだ。自然との共存・動物達との共存をしていくという事を改めて見直し、環境や自然への配慮にもう少し気をかけるように出来ると良いと願っている。

動物嫌いの潔癖症の人には辛いのかもしれないが、コンクリートに固められた[作られた世界]よりも、よっぽどストレスも溜まりにくいし、動物的人間らしい?生活や考え方も自然と生まれてくるはずだ!

Namaste,


モノスゴイ光景だけど、決して中には入らないでね↑

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