ワークショップとは何か?


海外にいると度々耳にする言葉、ワークショップ。最近は日本でもちらほら聞こえ始めたこの言葉だけど、一体ワークショップとは何なのだろうか?

直訳すると、研修会や研究会などと出てくるが、あまり固く考えなくていいと思う。ワークショップというのは、大なり小なりの規模はあるが、結構カジュアルな勉強会と考えてしまっていいと思う。それこそ、ヨガのワークショップもあるし、サーフィンのワークショップもあれば、農家にいって、実地ワークショップなどもあるけれども、ワークショップは具体的に何だろうか、考えたことはありますか?

やはり欧米文化から来た言葉であるワークショップは、元々は職人さんやメカニック、技術士さんや芸術家の人達が使っている仕事場やアートの創作の場だそうだ。ようするに、作品が商品化される前の創造の場所と言うと理解しやすいかもしれない。

語学学校などに通ってる人はよくご存知だと思うけど、先生が机の上に座りながらコーヒーを飲み、授業をするなんて、最初は驚いただろうけれども、今じゃ当たり前の風景になっていると思う。笑

日本の常識で考えたら、先生が机に座るなんて、トンでもない!飲み食べしながらなんて、アリエナイ!
しかし、だからといって、先生は授業の手抜きはしないし、真剣そのもの。生徒も、使ってない椅子に足を伸ばしてたりしても先生はそれを注意する事はないし、キャンディを舐めながらや水やコーヒーを飲みながらでも、授業はしっかりと聞いている。

どんな態度でも自分がリラックスできて、しっかりと頭に入ってくるのであれば、良い!といういわゆる"結果良ければOK社会"だと思う。ただ、これは同時に"自己責任社会"でも、あるという事は覚えていてほしい。

比較的小さい頃から、独立心を育て上げられて、高校を卒業したら、実家を出て一人暮らしやシェア暮らしをするのが一般的である欧米社会では、何か失敗した時に全ての責任は自分に返って来るという事を学ばされる。例えば家を出て、一人暮らしやシェアをするなら、生きる為に、FOOD(ご飯)を食べる必要がある。しっかりと自分の体調管理が出来ず、病気や風邪になれば、それは"自己"の責任として、返って来る。

それと、同じで授業中に喉が乾いて、集中できないのならば、水やコーヒーを飲んでもいいし、それで、リラックスして授業に望めて頭に入ってくるのであれば、それでいいし。いや、私はやっぱり授業中にお菓子やコーヒーはダメ!っていう人は、飲まなければ良い。それが、自分自身にとって、一番集中できる環境を自分で作りあげる事が重要だ。

わたしが、一番驚いたのは、以前にボランティアの為に必要なFirst Aid&CPR (緊急救命処置)の講習を受けに行った事があった時だった。講習にはあまり若者がいなく、一般の会社員や経営者から先生、スポーツ関連の人など、様々な人達がいたが、大きな病院の講堂を使っての研修。仕事帰りや休みの日を利用しての研修なので、みんなカジュアルな感じではあったが、講師の人はコーヒーを飲みながら、机の上に座りながらの講義。そして、良く見てみると、周りはガラガラに席が空いているので、ぼんと背中をのけぞらせながら、足を前の手すりに乗っけて、授業を受けているのだ!!!

カルチャーショックというのは、色んなところで体験するが、あれはびっくりカルチャーショックだったのを覚えている。日本でやったら、確実に叱責されて、退席だ!それは、彼らにとって、当たり前の事で、授業中は先生もとにかくリラックスして話を聞いてくれと言う。もちろん、ちゃんと理解できていなければ、自己責任であり、結果損をするのは自分なのだから、皆しっかりと聞いている。

ひとつ、勘違いしないで頂きたいのは、彼らは子供の前でしつけをする時は、そういう部分は見せずにしっかりと教育する。高校にもなれば、大人の仲間入りだけれど、小さい時からそれをしつけるのではないから、注意して欲しい。例えば、FxxKなど、汚い言葉を使う人でも、子供や女性の前ではシャキっと切り替える。中には、そうでない人もいるが、大層な事を言うかもしれないけど、そういう人は本当にダメな人の可能性が高いので、注意してほしい。しかし、よくよく観察してみれば、ほとんどの人は、きちんと使い分けているのが、分かると思う。

Workshop/ワークショップとは、この英語圏の文化で生まれたものだから、基本的に他の人に直接迷惑をかけなければ、どんな態度で勉強していたって、良い自由な発想な文化から出来た言葉だから、とにかくとにかくカジュアル勉強会の気持ちで望んでくれれば良いと思う。

ワークショップは比較的、クリエイティブな形式をとる事が多く、リラックスしてざっくばらんに話しをして、交流を深め、学んでいこうというものだ。あまり固くならずに、そして、ワークショップの中では、正解というものはない。間違っているかな?と思ってもそれを気軽に発言できる環境を作り、指導する側も、受講する側もお互いに学ぶ立場であるというスタンスのものであると思うといいと思う。

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よぎーとよぎーにの為に、分かりやすい例として、わたしが体験したヨガのワークショップの流れはこんな感じだった。

[瞑想/MeditationのWorkshop]

⇒まずは、瞑想とは何か?今日のワークショップの目的と学ぶ部分を明確にする。

⇒次に、理念と哲学の部分を学ぶ。資料を読みあげ、確認をする。随時、質問は受付け、ディスカッションベースで話を進めていく。瞑想は得意・不得意があるし、最初から心を無にするのは無理なおで、段階的進めていこう。等の内容

[このワークショップはランチ休憩がないワークショップなので、この間スナックやら野菜スティックやら水やらコーヒーやらを、飲みながらメモを取っている、寒ければブランケットをかけて良い]

⇒実際に、瞑想(30分)をしてみる。

-わたくし事だが、このメディテーションは、海外での生活や今までの人生、ヨガを始めてからの哲学や考えの変化、家族のことやホームシックや人生のゴール、本当に自分がやりたい事は何か?etc...など様々な思いが、穏やかなのに、噴水のように激しく感情が溢れ出してしまい、今後のよぎーへの道に大きな変化をもたらした時だった。この話については、自分の中でもう少しまとまってから、綴っていきたいと思う。

⇒瞑想の後、意見の交換。実際にどのように感じたのか?質問や意見、何を思ったのか?などを話あう。

⇒その後、ガイドメディテーションを行う。ひとりで瞑想をするのではなく、先生がどのようなイメージを浮かべて、、という事を話ながら、自分の意識に集中していく。

-普段の生活では、外部からの映像や雑音などで、外の世界に意識がいってしまうが、自分の中に集中する事によって、自分をみつめなおそうという感じでもある。情報社会・物質社会で目まぐるしく変化する世の中では、どうしても自分を見失いがちになってしまうので、いったんリセットさせようというものでもある。

⇒その後、一人で瞑想する時と比べどのような変化があったのか、話しあう。あっという間だった気がしたが、実は15分間もメディテーションをしていた。

⇒瞑想の方法や種類、他哲学や考え、思想などを含め、座学。

⇒次へのステップ、自分で出来ることや宿題などについて

ざっくばらんだが、こんな感じだ。こういう風に見てみると、ワークショップというのは、机に向かって(またはヨガマットに向かって)勉強する『座学』と実際に体験してみる『実践』。そして、話し合いの場を持つ『ディスカッション』の3つが融合して、バランスよくできているものだと総合して考えられる。

勉強だけしていても、実践だけしていても、長時間の研修となれば、集中力も切れるし、飽きてしまう。ワークショップとは、勉強する側も指導する側も飽きさせず、効率よく、効果をあげる為のとても良い方法だと思うのだ。

さぁ、あんまり難しく考えず、興味があるワークショップを見かけたら、とにかく参加方法や費用などを確認して、体験してみてはいかがだろうか?

Namate,

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