NZ地震・追加アップデート



少しずつ、電力も復帰し、復興、救出が進むニュージーランドのクライストチャーチなのだが、現在死者は98人、そして226人が消息不明と、数字が跳ね上がってきてしまっています。

悲惨な惨劇を目の前に、混乱が生じており。さらに日本は顕著に被害者の数が多く、緊迫した状況が伝わってくる。
もちろん日本だけではなく、語学学校には台湾の学生もいたようで、同じく台湾からも救助隊が派遣されている。

世界の救援隊が駆けつけ、全力で救助にあたっているにも関わらず、生存の確率はどんどん下がる一方のようで、語学学校の入っていたCTVビルのコンクリートの中には生存者が極めて少ないという、最悪の状態になってしまっているようです。

この災害時のパニック状態では、人間の精神面が非常に不安定になり、やはりニュージーランドの大地震も例外ではなく、びっくりしてしまうような事も起こっており、本当にやるせないと感じてしまいます。

クライストチャーチは、No-Go Zoneを立ち入り禁止区域として設け、この地域への無断侵入は即逮捕、Curfew(門限)を午後6時30分に定め、夜間の外出を控えるように発表しております。

水不足という状況にも直面している為、やはり、人々は恐怖もあり、またこの暗闇に便乗する犯罪の可能性もあるので、やはり街の危険度は増してしまっているという事が感じられます。

【ニュージーランドチャリティー募金を扮した迷惑メールについて】

今はサイバー犯罪もおてのもの、と災害だろうが何だろうが便乗する犯罪集団がいるという事自体が本当にやるせなのですが、詐欺メールで(スキャム)"Donate4Charity NZ"や現総理大臣のJames McCoyの名前で、メールが送られてきているようですので、もし心当たりのないアドレスやhotmail等のフリーメールアカウントからの場合は、気をつけてくださいとの事です。

"海外からの募金の送金費用カットと称して、詐欺集団の銀行口座への振込みを誘導する"というもののようです。

【キリスト教徒によるゲイ非難】

これには、本当に目が飛び出しそうと言うのも過言ではないくらい、目を疑うニュースなのだが、なにやら、過激なキリスト教徒信者が、今回の地震の原因は、神の怒りだとし、それを、子供を産むという事を冒涜するとし、ゲイコミュニティーを誹謗中傷するという、超人種差別運動が過激になっていると、ニュージーランドのゲイコミュニティーが世論に訴えかけてきているそうです。



詳しくは、ゲイコミュニティーの運営する、ウェブサイトGaynz.comに緊急に投稿されているので、気になる人は読んでみて頂ければと思います。いまどき、信じられないような過激派で、皆目検討つかないのだが、このような活動が、表面化するという部分も災害の恐ろしさであって、人々をまとめる国力というのが、問われる時でもあると強く感じます。

またジャパニーズジャーナリスト2名が、このNo Go Zoneへの侵入により逮捕されたりなどの事件もあったようです。

各国からの対応も非常に早急で、力強い限りで世界中から、寄付金も集まっており、ニュージーランドの3大銀行からは、合計で約100万ドル、オーストラリア政府から、500万ドル、オークランドカウンシルより150万ドル、そして、台湾から10万ドルの大規模寄付金が送られています。

まだまだ、死者数が増えるのではないだろうかと、恐れられているこの地震ですが、少しでも早くの救出活動、そして1%でも可能性があるのであれば、力の限りを尽くしてほしいと祈るばかりです。

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