ブリスベンで広島平和記念マーチ

夏真っ盛りで、暑い日本とは裏腹に肌寒い日が続くブリスベン。終戦記念日やお盆の日本のあついあついイメージは、どこかに吹っ飛んでしまいそうなくらいだけれども、ブリスベンにいらっしゃる皆さん、そして、オーストラリアにいる皆さん、日本のニュースはどこまで入ってきているでしょうか?

毎日ように、地震や被災地の話が続く、日本だけれども、結局のところ核心に迫るニュースというよりも、悲しみに満ちた話や放射能はどれくらいです。など、全く解決にならない情報ばかり流れていると、見るたびに、涙が出そうになり、そろそろそういったニュースやドキュメンタリーなど見たくなくなってきてしまう限界もきてるのではないだろうか?

反核活動や、その他民間が頑張っていること、著名人が行動を起こしていること、そいうったニュースはほとんど聞かれない。もしくは、そういった行動を起こした人達が、社会的に権力を失い、あからさまに地位を失ったり、危険なので、発言には気をつけようなど、完全な世論のコントロールをしているようにしか思えないのではないだろうか??

オーストラリアはNuk freeの活動が今回の震災と福島の原発事故をきっかけにさらに活性化されている。もともと、原発はない国であり、資源大国として底力はある国なのだけれども、その裏には、やはりアボリジニなどの原住民の土地を破壊し、奪いとっているというい現実がある。

そして、今まだオーストラリアに原発はないものの、核廃棄物施設、いわゆる核のゴミ処理場をアボリジニの聖地に捨て、その廃棄権利として利益を得ている団体があるとも言われている。もちろん、資源大国と言われたら、ピンと来るのが、核の原料である、ウラン。これも、オーストラリアは採取することができるのだ。

今は単純に、原発がなければいい。原発を止めればいい。という話だけれども、だったら、核廃棄物は捨てて良いものだろうか?そして、核の原料を売っても良いのだろうか?そんな事は明らかに矛盾に満ちているけれども、そこまで頭を回すことが出来ないくらい、世の中の人々はこの不景気や異常気象、森羅万象や政治汚職に疲れきってしまうのだろうとも思う。

現に、青森県で有名なねぶた祭り、ねぷた祭りの、大型スポンサーは原子力発電を推進している団体そのもので、ねぷたの大きな大きな燈篭には、どーんと、原子力の文字が刻まれている。もし、今年ねぷたを見に行く機会があるのであれば、注意してみて欲しい。今年はそれを外すのか?それとも、そのままなのか?それとも、そんな話すら出ていないのか?わからないけれども、博物館などで、過去のねぷたを見てみれば、すぐに分かることでもある。しかし、それが日本の青森の伝統文化を支えているものであり、お金がなければ、ねぷたを支え続ける事ができない。伝統文化は、国の原子力の力に依存されており、その力で、頭を使ってお金を稼がなくても、ねぷたを運営する事ができてしまっている。どちらが、良いかはわからないけれども、簡単にお金が入る原子力の力を使えば、住民の考える力が失われるのは当たり前のことで、むしろ、伝統をどうしても残したいのであれば、原子力からのスポンサーシップがなくても、住民一同となって、考え、色々工夫したのではないだろうか?なんて、事を言っても始まらないので、話をぐいっと、サマーソルト気味に回転して、戻ってみると(笑)、オーストラリアでも、反核運動は密かに、色々な場所で行われていたりするのだ。

急なニュースのアップデートになって、大変恐縮なのだけれども、明日、8月6日(土)に、ブリスベンでHiroshima day Peace rallyが行われるのだ。

日にち:8月6日(土)
場所:ブリスベンスクエア。クイーンズストリートモールのトップ。
時間:1時集合、マーチ開始は2:15分予定


レベル5のスリーマイル島。レベル7のチェルノブイリ、そして、レベル7の福島第一原発。

1945年8月6日 広島へ原発が投下され、世界中を恐怖に落としいれ、アメリカを歓喜に沸かせた、絶対忘れることの出来ない日である。

アメリカ人の中には、現在もFukushimaという単語を知らないどころか、Nuclearという核という単語を知らない大学生もたくさんいる。
Nuk Plantsというのは、原発の事なのだけれども、この単語をマイアミのアメリカ人大学生に聞くと、原発の事など全く知らず、そもそも電力がどのように作られて、供給されているかどうかすら知らない子もたくさんいるのだ。これは、アメリカの教育体制であり、結局のところ、自分達には全く関係ないと考えているのだろう。原発大国のアメリカらしい考えで国としては、原発の恐怖を伝えることはもしかしたら政治上、そして教育上、国にとって不利と考えているのかもしれない。

ともあれ、ブリスベンでは、Reddacliffe Placeと、ブリスベンシティのカジノがあるブリスベンスクエアにて広島ピースデーラリー&マーチが行われるらしい。

反核運動が、そして広島、福島の事を海外のしかも、全く蚊帳の外なので肺だろうかと思われる、ブリスベンで行われ、多くの人がこの日を覚えてくれ、振り返り、喪に服す事。そして、活動を起こしてくれるという事を感謝すると同時に、敬意を表したいと思う。

どれくらいの規模になるのかはさっぱりわからないけれども、洪水被害をサポートしてくれた世界に対して、今度は福島を助ける側に。もし、参加できる事がある人がいるのなら、是非日本人代表として、足を運んでもらいたい。そして、福島を懸念してくれ、サポートしてくれる多くの人達に、日本を代表して、Thank you for your kind support!! と、一言発してほしい。

本当は、大きな垂れ幕をつくって、日本のメディアにまでオーストラリアから訴えかけたいくらいなので。国がやってくれないのであれば、わたし達がみずから、行動を起こすという事が大事だと思い、今日という日をしのぶこのごろなのだ。

*トップの写真はシドニーのイベントの告知。ブリスベンもあるし、他の街でも行われると思うので、詳細は以下のURLでゲットしてください。

http://www.hiroshimacommittee.org/Events.htm

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