川の満ち引き
わたしの住んでいるブリスベン。もはや言うまでもなく、素晴らしいバイク(ちゃりんこ)レーンに囲まれているのだが、その中でも素敵なバイクレーンはやっぱりブリスベンリバー沿いだ!
ブリスベンは真ん中に大きなブリスベンリバーで真っ二つに切り裂かれており、その一方にダウンタウン。いわゆるオーストラリアではCityと呼ばれる都市がそびえている。
そこからドーナツ状に広がって、ZONE1, ZONE2, ZONE3, ZONE4, ZONE5…と広がり、サバーブと英語で呼ばれる郊外地区になっている。多くのブリスベン在住者、Brissie*1はこのブリスベンの中心から離れたサバーブに住んでいる。
以外にびっくりされるのは、ブリスベンでBrisbaneと住所のつく場所はこのど真ん中のビルが栄えるシティだけなのだ。一駅も二駅もすれば、Brisbaneという住所はなくなり、サバーブ名が住所になる。 例えば、xxx Ann Street, Fortitude valley や XXX Sydney Street, New Farm, XXX Coronation Drive, Milton 。 これらはいずれもZONE2の地域なのだが、ブリスベンという地名はつかないのだ。
そんなサバーブでもチャリんこ愛好者にオススメなのが、ブリスベンリバー沿いのSuburb であるのだ。ブリスベンリバー沿いのチャリレーンは充実しており、美しい景色を見ながら渋滞知らずでシティへすいすいっとBIKING。
そしてブリスベンならではじゃないか!という感じの斬新なバイクレーンはフローティングブリッジ。一言で言うと。。。浮く橋。うーん、これじゃいまいちイメージが沸かないのだが、ようするに、ブリスベンのシティが栄えたが故に、スペースを目いっぱい有効利用して、ブリスベンリバーに浮く道を作ってしまっているのだ。
もちろん、そこは自転車・歩行者専用レーン。朝のジョギングも気持ちイイ☆そこでFloating Bridgeならではのアトラクションといえば、それは海につながるブリスベンリバー。潮の満ち引きの影響を受け、川も満ち引く。特に満潮時なんか、ちょっとこの道ギリギリ水しぶきが飛びまくって、濡れちゃっている程だ。このブリスベンリバーには、ブリスベンにとって重要なTransportation(交通手段)である、City Catと呼ばれる船が通っている。コレで、通勤したり、シティからニューファームにあるヨガスタジオに行くのなんか、非常に素敵なのだが、このCity Catがナイスな感じでごぉーっとこのフローティングブリッジの横を通ると波が立ち、道に押し寄せてくる。
ここからが、このフローティングブリッジの醍醐味だ。波が押し寄せ、浮くバイクレーンにヒットし、水しぶきが立つ。そして、橋がもっとも本当に浮いていると感じる瞬間はココだ!橋をまっすぐ自転車で走っている。うねうねっと、橋自体が波に乗り、揺れているのだ。わかりにくいかもだが、ドラゴンボールZの界王様のうちに続く竜の道のうねうねっとした感じだ!笑 これが自転車に乗って、少し高い位置から見ていると、うねうねっとした感じが視界に広がり、なんともトリッピーなのだ。
CityからNew Farm Parkへと続く川に浮く道は2003年に完成したそうだ。と道の上に書いてある。歩いたって、30分ちょっとで楽しめる遊歩道なのだから、是非是非ブリスベンリバーの景色を見ながらジョギングやバイキング、お散歩を楽しんでほしいと思うこのごろなのだ!
*1 ブリスベンのことやそこに住んでいる人の事を面倒くさがりのオージー、Brissie(ブリジー)と呼んでいます。
↑↑↑今日も読んで頂いてありがとうございます。いやぁ、このブリスベンリバーを沿って歩いていたら、色んなものが見えてくるのってなんの。ちょっといつもと違った視点でブリスベンを見てみるのもなんだかオツじゃないでしょうか♪ぽちっとよろしくですー。