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Showing posts with the label ポリティカルアイ(政治など)

イルカ漁の件、オノヨーコさんの声明全文日本語訳

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オーストラリアに限らず、【国外に住んでいる人】と【日本国内にしか住んでいない人】では、大きな国際感覚の差があると思わされる事は多々あります。 原発問題や沖縄の辺野古基地移設問題など、日本国民の民意が伝わらず、【国民の感覚】と、現日本国を中心となって官僚や既得権益を守る人々の【日本政府の感覚】のズレがあるように、日本に住む人々の感覚と、世界に住む人々の国際感覚にも、大きなズレが生じてきている事は否めないと思います。 何が正しく、何が悪い。 という事ではなく、日本が日本だけの内需で成長する時代が終焉し、世界を市場としてグローバルな国民として、世界に流れていくのであれば、経済の部分だけでなく、社会や道徳、価値観、宗教や伝統に関しても国際感覚を身につけ、国際人としての振る舞いをする必要がある。 何かを主張したければ、一方的に主張するだけでなく、相手の事を理解した上で、主張をする事が重要になってきます。同じ土俵の上で戦う為の国際的コミュニケーション力が日本人には足りないと言われる事も少なくないのだが、島国だから仕方ない事なのだろうか? 今、現在原発を推進していて、 『原発はアンダー・コントロールだ!』 といっている政府がいる国で、 『イルカ漁は伝統だ、なんか文句あるのか?』 といっても、その主張がどこまで通るのかは、確かに疑問かもしれません。 小さな視点で見るのではなく、大きな視点で世界的に見たら、一体どうなのでしょうか?オーストラリアに住んでいる人は、シー・シェパードのロゴが車に貼られていたり、あちこちにいるのを見ている経験をしていると思います。そして、きっとその度に、日本人として、『ドキッ』としているのではないでしょうか。 以下、オノ・ヨーコさんのHPにて、イルカ漁に対する英文声明が発表されていましたので、日本語訳にしてみました。英語のみの発表ですが、【国外に住んでいる日本人】代表の声として感じます。 TO THE JAPANESE FISHERMAN OF TAIJI FROM YOKO ONO LENNON, 20 JANUARY 2014. Dear Japanese Fishermen of Taiji, 親愛なる、太地町の漁師の皆様へ、 I understand how you mus...

ブリスベンで広島平和記念マーチ

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夏真っ盛りで、暑い日本とは裏腹に肌寒い日が続くブリスベン。終戦記念日やお盆の日本のあついあついイメージは、どこかに吹っ飛んでしまいそうなくらいだけれども、ブリスベンにいらっしゃる皆さん、そして、オーストラリアにいる皆さん、日本のニュースはどこまで入ってきているでしょうか? 毎日ように、地震や被災地の話が続く、日本だけれども、結局のところ核心に迫るニュースというよりも、悲しみに満ちた話や放射能はどれくらいです。など、全く解決にならない情報ばかり流れていると、見るたびに、涙が出そうになり、そろそろそういったニュースやドキュメンタリーなど見たくなくなってきてしまう限界もきてるのではないだろうか? 反核活動や、その他民間が頑張っていること、著名人が行動を起こしていること、そいうったニュースはほとんど聞かれない。もしくは、そういった行動を起こした人達が、社会的に権力を失い、あからさまに地位を失ったり、危険なので、発言には気をつけようなど、完全な世論のコントロールをしているようにしか思えないのではないだろうか?? オーストラリアはNuk freeの活動が今回の震災と福島の原発事故をきっかけにさらに活性化されている。もともと、原発はない国であり、資源大国として底力はある国なのだけれども、その裏には、やはりアボリジニなどの原住民の土地を破壊し、奪いとっているというい現実がある。 そして、今まだオーストラリアに原発はないものの、核廃棄物施設、いわゆる核のゴミ処理場をアボリジニの聖地に捨て、その廃棄権利として利益を得ている団体があるとも言われている。もちろん、資源大国と言われたら、ピンと来るのが、核の原料である、ウラン。これも、オーストラリアは採取することができるのだ。 今は単純に、原発がなければいい。原発を止めればいい。という話だけれども、だったら、核廃棄物は捨てて良いものだろうか?そして、核の原料を売っても良いのだろうか?そんな事は明らかに矛盾に満ちているけれども、そこまで頭を回すことが出来ないくらい、世の中の人々はこの不景気や異常気象、森羅万象や政治汚職に疲れきってしまうのだろうとも思う。 現に、青森県で有名なねぶた祭り、ねぷた祭りの、大型スポンサーは原子力発電を推進している団体そのもので、ねぷたの大きな大きな燈篭には、どーんと、原子力の文字が刻まれている...

ラジオ4ZzZ

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ブリスベンは、比較的、都会的で、とても洗練されている。いわゆる、ソフィスティケイテッド(sophisticated )な洗練されたイメージの都市イメージもあるのだが、かなりアウトローに攻めてるやつ等もいる。 ガムツリー(ルームメイト等探しのポータルサイト) をじっくりと見て見ると個性あふれる経歴の持ち主達が、束になってルームメイトを募集してくる。 無難に行きたいところだけれども、せっかくなのだから、ちょっと冒険心な刺激を求めて、自分のブリスベン生活を満たしてくれる場所を捜し求めてみるのもひとつのブリスベンな楽しみ方であるわけなのだけれども、皆さんブリスベンをちょっとアウトローに攻めてみませんか?? ブリスベンには、インデペンデントレディオステーションと呼ばれる、ラジオチャンネルがあるのをご存知だろうか?? そのまま、考えてみると独立型のラジオ放送体制をとっていて、政府の影響を受けない、アンチギャバメントのラジオ局で報道に関しての規制がなく、自由で真実の報道が出来るチャンネルでもある。 と、ゲリラ的なイメージも拭いきれないけど、ココの流す音楽は、かなりのアウトロー路線を突っ走っていて、いい選曲をしてくれる。 ブリスベンに少し物足りない、ヒップホップテイストやレゲエテイストは、週末にたっぷりと楽しむ事ができる。 オーストラリア国内に眠る、若きアーティストや活動家を集めて、面白い音楽を集めて流したり、インタビューも行われている。夜中はぐいぐい、エレキやトランスサウンドで持ってきたりするし、正直時間帯によっては、かなり厄介なDJも揃っているけれども、そんなインデペンデントラジオステーションだからこそ、ヒットする時はヒットする、魅惑のラジオ局なのだ。 ブリスベンのチャイナタウンと呼ばれる、フォーティチュードバレー(Fortitude Valley)は、夜は姿を変え、ナイトクラブが連なる繁華街に変わる。アーティストが集まるのには、ちょうど良い場所だけれども、さらに先にいった、New Stead(ニューステッド)の入り口あたりに、ほわっと、佇む家。のようにも見えるラジオステーションには、4ZZZという文字が目に入る。 かなりパンクで、アナーキーな雰囲気が佇み、政治的なものや、反核メッセージなども見られる。 政治的な話しもかなりするし、ジョ...

ちょっと苦手な日 -Aus&NZ陸軍の祝日-

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『ハッピーイースター!!』という響きが、どこからともなく溢れてくる。イエスキリストの復活祭と言われている、超大型連休は、いわば、キリスト教社会のゴールデンウィークだ。 イースターと、言われて、とりあえずモアイしか頭に浮かんでこない人は、結構、放浪癖のある人か、心の奥底に眠る旅ロマンが溢れている可能性が高いけれども(笑)、キリスト社会では、イエスさんの復活という事で、とっても、とっておも大きな大型連休であるのだ。 日本にいると、全くといっていいほど、触れる事のないこの大型連休だけれども、今年のオーストラリアANZAC DAY(アンザックデー)と呼ばれる、国民の祝日(ナショナルホリデー)と重なっており、期待の大型連休。 そして、通常のイースターは月曜日までだけれどもお、4月25日のANZAC DAYの振り替えとなり火曜日まで休みが続いているのである。 日本はGW直前で、忙しいというのもあるが、今年はちょっと地震の影響もあるせいで、浮かれ気分はあまり感じられないようだけれども、オーストラリアのこの大型連休は、夏の最後のイベントでもあり、各地でフェスティバルが行われたり、イースターを家族で祝う人、教会へ行く人、そして、ANZAC DAYにて、亡くなられた多くの兵士をしのぶ人、それぞろの思いヲ胸の内に秘めている。 クリスチャンではないわたしには、どうやってイースターをハッピーに祝っていいか皆目検討つかないのだが、皆がハッピーそうにしているのは悪い気分ではないと感じているけれども、皆さんきっちりと満喫していますか? 正直、わたしを含め、一般庶民の人たちには、これ以上なく跳ね上がる旅行料金や飛行機チケット。ホテルは満室だし、どこに行こうとも、異常な出費を覚悟しなければならない。まさに、GWと同じように高くなりすぎる為、以外に家や地元でゆっくりしている人は多い。 となると、やっぱりANZAC DAY情報が目についてしまう。 紐を解くと、ANZAC(アンザック) というのは、 "Australia and New Zealand Army Corps"  の略で、オーストラリアとニュージーランドの連合陸軍の日というわけだ。 以前、話をしたオーストラリアでーに続き、オーストラリアでは、日本人のわたしにとっては、よくわからない日を祝うなぁ、とつくづく思うのだけれども、...

寄付という概念とは?

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地震から1ヶ月経とうとしているが、余震は収まる様子を見せないようで、福島・長野・千葉と連続して震度5、6レベルが襲ってきている。 忘れた頃にやってくる。と、言うが忘れるのにはちょっと早すぎるんじゃ、あーりませんか?と、思うので、まだまだ心のひもは、解いてはいけないと思う。 テレビやメディアはすでにバラエティオンパレードで、気になる原発情報などはなかなか進まないし、都知事選にかまかけて、民主党おろしがはじまったり、ついでに海老蔵復帰までしてしまうなんて、ちょっと梨園も少し反省が足りないんじゃないの?と思ってしまうが、まぁ、結構どうでもいいよ、と思っちゃったりしませんか?笑 世界中からは、義援金という形で様々なチャリティーイベントなどが行われており、日本の義援金を集める能力。イワユル寄付金を集めて管理する能力は、アメリカのTIME誌でも掲載され、ハイチの大地震やスマトラの津波などと比べてもケタ違いの復興支援義援金を集めていると注目されている。 それは、もちろん日本が先進国であり、システムがしっかりしているというのもあるが、未曾有の災害被害は、どんなに義援金をかき集めてもまだまだ復興に時間がかかるのは現状である。 もう忘れかけそうなタイガーマスクに然りだが、少しずつ寄付という概念について議論される場面も設けられてきたが、 『そもそも寄付っていうのは、なんなのだろう?』 と、池上さん風に問いかけたいこの頃だ!過去ログ 【西洋・寄付・タイガーマスク】 でも少し寄付に触れている。 寄付というのは、 英語でDonation(ドネーション )という。 地震への寄付は救済の意味の強い寄付だけれども、頑張ろうニッポンの合言葉のように、応援の気持ちを込めて寄付をする人だってたくさんいると思う。 寄付=非営利 というイメージもつくし、イワユル非営利法人やNPO団体など、商売を営利目的としていない組織も募金や寄付金を募る事により運営を支えられているところもたくさんあるはずだ。 しかし、正直なトコロ、寄付についてどれくらい勉強した事があるのだろうか?寄付は生活の一部になっているだろうか? <目次> - 寄付金を募るという事 - 非営利の事業とは? - 営利目的の事業とは? - 営利と非営利の定義 - 寄付の心とヨガ - モノの価値を考える - よぎーな豆知識 -池上さんって?- 【寄付金を募る...

同性愛とアボリジニ

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先日の Queer Festival は映画祭なので、多少の出費が否めないのだけれども、我らがパワーハウスの全てが有料のイベントであるワケがない! 相変わらず、フリーイベントがお得意で 留学生やワーホリメーカーさんに優しいパワーハウス では、今回もイベントを用意しているが、注目したいのが、メルボルンを拠点とする写真家のBindi Cole氏(ビンディ・コール)のドキュメンタリー写真展、 "Sistagirls" (シスタガールズ)である。 オーストラリアの北部にある州、ノーザンテリトリーの州都 Darwin(ダーウィン ) は、オーストラリアを旅する人なら、必ず耳にした事のあるだろう、オーストラリアの中でも、原始のままのオーストラリアを感じさせてくれる、人気スポットだ。 このダーウィンから飛行機で約30分の距離にある、 Tiwi Islands(ティウィ アイランズ) は、タスマニアを除いて、最も大きな島の Melville島 と Buthurst島 から成る諸島でである。 Bindiの写真展は、この人口約2500人の90%がアボリジニである、ティウィ諸島へ訪れた時に見た、まさに西洋の ドラッグクイーン のような格好をしたアボリジニを発見、興味を持ち、そのまま取材を続ける事になり、5週間も密着していたそうだ。 "Sistagils" はアボリジニのTrans gender(トランスジェンダー/性不一致)のグループで、現在約50人にもなる。 撮影と西洋社会のメディアへの公開を2週間に渡って、原住民のアボリジニと交渉を続け、撮影から歴史、彼女達の抱える問題などが、Bindiによって明らかになったSistagirlsの存在は、オーストラリアだけでなく、アボリジニ(原住民)とヨーロッパ人(侵略者)における支配によって生まれた、全く新しい文化として、新たな問題を浮き彫りにした。 1800年代に、西洋人の上陸と侵略を受けた、ティウィ諸島は、1900年前半にキリスト教の布教と教会建設が続き、キリスト教色の濃い地域でもあり、この原住民とキリスト教、欧米文化が、まるでアメリカのドラッグクイーンと似たような文化を生みだした。 シスタガールズにはルールがある。 西洋文化で見る、ゲイコミュニティとは少し異なるものとして、考えても良いと思う。 彼女達は...

ゲイフレンドリーな映画祭

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ブリスベンならずとも、オーストラリアは同性愛に非常に寛容で、ゲイフレンドリーの国としても、名を馳せているのは、ブリスベンに住んでいると、 "感じる" 事かもしれないけれど、始めてオーストラリアに来た人達は、若干衝撃をうけるのではないかと思う。笑 ゲイのパレードはことあるごとに行われ、シドニーでのゲイパレード、マーディグラス(Mardigrass)などは、オーストラリアを語るのに、外せない存在になっている。 オーストラリアでは結婚こそ、認められていないものの、長い間同棲をしていたり、結婚と同様の生活をしていれば、"内縁の妻"のような権利関係も発生するので、人権的な部分に対しての対応も整備されており、ゲイの方々が過ごしやすい環境作りが出来ている。 最初に言っておくと、日本で言うおねぇやおかまちゃん的な要素はありつつも、彼らは肉体美を好む傾向も強く、鍛えられ引き締まった体を見せ付ける(Show off)してくるので、多くの女の子達にも人気がある。日本でも同じように、時として女性よりも女性らしい素顔を見せてくれるのだろう。 あっというまに今年も、3ヶ月が終わろうとしていて、時間の早さに驚き、焦りを感じる毎日だが、来る4月には世界中で、国際クィアフィルムフェスティバル(Queer Festival)が行われる。 発音としては、Queen(クィーン)の最初の部分に近づけ、クィーアと読むと通じやすいこの単語は同性愛者という意味で、基本的には、ゲイ関連の映画祭である。最近になって、街角でQueer Festivalの文字はこの映画祭の事である。 ブリスベンでは、もうオナジミの郊外の町、ブリスベン市内からバスで約15分の隣町New Farm(ニューファーム)にあるPower House(パワーハウス)で開催される。 THE 12TH ANNUAL BRISBANE QUEER FILM FESTIVAL 期間:FRI 8 - SUN 17 APR 2011 (4/8 - 4/17) このQueer Festivalは映画祭なので、映画を見る為には、チケット$16(大人)がかかるのであるが、ここでしか見る事の出来ない、レアな映画もたくさん登場するので、後々紹介していきたい。 ニューファームについては⇒ 過去ログ【芝生に寝転がりたい!】 Gayをあ...

オージーHipHop

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HipHop音楽といえば、ラップ。いわゆる言葉遊びから派生されたとも言われている韻を踏む歌詞(リリック)で、周りを圧倒して多くの人を魅了する音楽であると同時に、攻撃性の強い、アグレッシブな音楽であるという印象もついていると思う。 ギャング同士の抗争を、音楽や踊り、ラップなどの言葉遊びで勝敗を決めるという要素が強かったようだけれども、いつしかそれはありとあらゆるメッセージを乗せて、発信するという要素も加わってきた。 元々、黒人音楽という物自体が強者(白人)に虐げられてきた所からの、抵抗という性質がある為、様々な形に隠れて、Jazzやゴスペル、ヒップホップという音楽のジャンルと形を変えてきたのだが、よぎーやよぎーにの皆さんは、Hiphopなんて聞かないんじゃないの?なんて皆さん思ってませんでしょうか?? ヨガをやってて、常々思う事は、彼らは決して特別ではなく、普通の人間なのだなぁ、と思う。聞いてて、当たり前でしょう?と思う人もいるかもしれないけれど、もちろんビールも飲むし、肉を食べる人もいる。音楽だって、ヒーリングミュージックやワールドミュージックだけではなく、レゲエが大好きな人だっているし、ヒップホップを好む人だっている。もちろん、ビートルズや80's, 70'sが好きだっておかしくない。なぁんとなくだけど、わたし達は勝手なイメージを作り上げてしまい、しまいには、ヒンドゥ音楽やマントラをいつも聞いているのがよぎーやよぎーに。。なんじゃないの?って思う人もいるかもしれない。 って、これは言いすぎ(笑)だけれども、特にヨガをやるにあたって、制限などはない。 強いていうならば、ヨガの前2時間は食事をしない事だろうか。水は飲んでも良いが、なるべくなら水分も減らしたほうがいい。というのは、西洋的に言わしてもらえばヨガはフィットネスの類であるから、激しい運動前の運動は控えた方がいいワケであって、哲学的な問題でもないし、食べ無すぎて倒れるくらいだったら、チョコバーや多少の糖分、エナジーバー、バナナなど、補給しても良いだろう。自己管理である。 音楽も同じで、ヨガを終えたら普通の人。ヒップホップだって大好きな人もいる。ただ、個人的な意見としては、お金や銃の話より、家族や友人・またメッセージ性が強いHipHopが好物である。 メッセージ性が強いというと、攻撃的であるという...

オージーの豪侵と行進

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洪水被害も忘れ、つかの間のお祭り騒ぎを楽しむ事が出来た、オーストラリアデイだと思うのだけれども、あいかわらず活動家のわたしの友人は、どうやらInvasion Day March(インベージョンマーチ)なるものに、参加していようだ!! これは、以前の 【オーストラリアデイまで後3日!】 で話していた、原住民のアボリジニさん達と彼らの権利を主張する有志達が集まった、プロテスト、いわゆる抗議活動・反対運動といわれるものだ。日本語の漢字にしちゃうと、結構ヘビーな感じだけれども、インベージョンデイは直訳すれば、『侵略の日』。まさにその通りだ。。もし、ご存知ない方は以前のログを読んでほしい。 ノーテンキ(笑)だと思われがちなオーストラリア人にも、この現実を受け活動をしている人もいるので、捨てたものではないんじゃないでしょうか?実質はうまい具合のプロモーションのおかげで、侵略の日だという事を知らない日だというオージーの若者も多いようなので、これを機会に知ってもらうといいかもしれない。 そりゃ、こんなオージーのおねーちゃん達みたいな風景を見せ付けられたら、みんな脳みそは楽しい♪♪方にいってしまうのだろうと思う(笑)。 侵略だなんて、そんな怖い事言わないで!なんてね☆ 昨日、どこかでアボリジニの人達や活動家達が行進してたのを見て、何この人達こんなお祭りの日に不謹慎な、って思ってしまった人もいるかもしれないけれども、光の裏には影がある事を少しでも感じてくれればうれしい。 さて、一夜明ければ、洪水騒動の話は盛り上がるけれろも、現オーストラリア首相のジュリア・ギラードがFlood Lavyなる、メディケアの税金を徴収しようと考えているそうだ。 メディケアというと、馴染みがないかもしれないが、オーストラリアではMedicare Lavy(メディケア・レイヴィ)なるものが存在し、簡単にいうと、病院や医療を国民が安く、又は無料で受けられるように医療サービスを提供する為に、国民から徴収している税金システムである。そして、さらにざっくばらんに言うと、Flood lavyは洪水税だ。 どこの国も単純で、どうやって国民からお金を取るのか必死だが、洪水税ってのはなんなんだ!という事で、議論が沸きあがっているようだ。洪水被害を受けた人々への支援としては素晴らしいものだが、その洪水被害を受けた人々からも税金を...

がんばろ。ガンバロ。

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さて、少しずつではあるが、なんとなく街中に選挙の看板が増えてきてる事に気付いただろうか?オーストラリアでは、日本のポスターの代わりに看板のようなものを家に立て、支持パーティを応援している。 早速、貼り始めているのはやっぱり、グリーンパーティだ。グリーンパーティはほとんど力を持っていないし、議席もほとんどない。しかし、逆におごりがないのか、こういう選挙には敏感だし、オーガニックとかエココンチェスの人々がすごく増えているから、そういうエコが好きなオーラを漂わせている家の前に立っているのをたまに見る。また、そういう家に限って、、ガーデニングが上手だったり、緑の植物に囲まれていたり、あからさまにコンポストとかやってそうな家とかだったりするから、そいういうのを見るとなんだか心が温まる。 選挙に全然みんな興味がなくて、投票しないくらいだったら、グリーンに入れてくれればよっぽどいいのに、とも思うのだが、グリーンもグリーンでしっかり人を見ていないと過激派もいるようなので、それも危険なのである。まぁ、オーストラリアのグリーンならどっちにしても力が弱いので平気だと思うけど、例えばタスマニアのグリーン党の力は与党に匹敵する 。せっかくタスマニアには素晴らしい環境保護機関 Wilderness Societyがあるというのに、このWilderness Societyは大きくなりすぎ、派閥が出来てしまったが故、コントロールが利かない状態になってしまっているのが現状だ。環境 Wilderness と社会 Society と二つの大きなテーマを抱えた機関はまさにその環境と社会とに分かれ、トップの取り合いになってしまっているし、『結局行き着くとこは、ポリティックなんだよ。ようするに権力ね。』と、オーガニックオリーブファームを営む政治大好きイタリア系移民のファザーはなんともやるせないトーンでそう呟いていた。 ちょっと話がずれてしまったが、グリーンにプラスして元気がいいな。っていうか、通勤コースにあるから毎日目に付くだけなのかもだけど、トニー・アボット率いる、リベラルパーティの看板もあった。そして、その名もジャン!              ‘テレサ・ガンバロ’ なんてこった、こんなElectionにぴったりな名前はないだろう!いや、本人も自分のその名の持つ意味に気付いてすらいないかもしれない。なんた...

プレジデント・ワイクリフか??

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日本も、オーストラリアも選挙で盛り上がっているが、ボルテージが上がっているのは、どうやらここだけはないようだ。 今年の1月、これまでにない大規模の大地震で大惨事の被害を受けた、アメリカ大陸の最も貧しい国のひとつであるハイチ。そのハイチで今年の年末、11月28日に大統領選挙が行われる。 この経済危機の中、そして、完全に国際的援助に頼らなければならない状況で、今誰がこのハイチの危機を救えるのだろうか?どんな人がハイチに希望を与えられるのか? そんな矢先に、ハイチ生まれのエンターテイナー、今確かに最も有名であるHaitianと言えば、そう!ワイクリフ・ジーン/Wyclef Jeanと言って良いのではないだろうか? ただ単に、わたし自身ワイクリフの大ファンで、Preacher's Sonというアルバムが出た時は何度繰り返し聞いたことか。なんだか、振り返るといつも無茶な事をしていたと思うけど、台湾に住んでいた時、言葉の壁や環境、自分自身行き詰っていた、甘酸っぱい時期を思い出し、また懐かしくなった。なんか、台湾の暑さと陽気でハイチなヒップホップのトラックが、なんだか台湾生活を癒してくれていたような気もする。 ローリン・ヒルとのヒップホップグループ、フージーズと聞けば、もうちょっと知っている人 がいるかもしれない。アメリカで大旋風を巻き起こしたミュージシャンである。 その、ワイクリフがなんとNovember,2010のElection a.k.a 選挙になんらかの形で関わってくるのではいかという話が流れているらしい。 2007年よりハイチの大使として、援助を続けているワイクリフ。元々ヒップホップの特徴である、ポリティカルなリリックを書く所も特徴的で、そんな人が何らかの形でこの大統領選に関わってくるのは、どんな形にせよハイチにとっては、明るい話題ではないのだろうか。 ワイクリフ・ジーン 37歳。彼が大統領選に立候補をするには、5年間ハイチに継続して住んでいた事、自分の土地がハイチにある事、そして他の国のCitizen 市民権を取っていないという事を証明しなくてはならない。ワイクリフ自身はそんなつもり(大統領選に出馬する意図)は今の時点ではない。だけど、なんらかの形で若者達にもっと選挙に参加する事を伝えたいという意思もあるそうだ。 スーパースターのワイクリフはハイチの国民から...

ざ・選挙 2010

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さて、ついに痺れを切らした、Labor Party 労働党。ジュリアがelection a.k.a 選挙のアナウンスをしたのは皆さんご存知だろうか? 元々は今年の11月頃に行われる予定だった、フェデラルエレクション。ちょっと前に話した 『オーストラリアのざわめきを。』 に少し詳しく書いてあるが、ケビン・ラッドからジュリア・ギラートに変わった時点で、すでに選挙の前倒しは決まったいた。わたしがWWOOFでオーガニックファームで働いていた時のファームのマザーは無農薬野菜のガーデンを運営してるだけあって、グリーン党を支持していたが、野党にもほど遠く及ばないので、保守の労働党を支持していた。ジュリアがPrime minister になった時点で、マザーは『あぁ、これから忙しくなるわ』な感じで、少しそわそわしていた。というのは、マザーのエックスハズバンドは政治に携わっているそうで、選挙の際はヘルプをしているとの事だった。 さて、ちょっと話は逸れたが、8月21日に決まった、オーストラリアの選挙!これから、各地で顔写真と政党の名前の入った看板を各地で見る事になるだろう。 オーストラリアでは、実は選挙への参加が義務付けられており、選挙に行かないとFine、いわゆる罰金を取られる。なので、多くの若者達も行くそうだが、実際の所、選挙には興味がなく、投票の際に支持政党を書く必要もないらしいので、かなりの人達がブランクのまま、投票するそうだ。 もし、こんなタイミングにオーストラリアにいるならば、日本人に選挙権がないとは言えど、これをきっかけに政治話にオージーと花を咲かせ、インテリ英会話をしてみるのも良いのではないだろうか? =============================================== Labor Party リーダーのジュリア・ギラードが上の左の写真。現総理大臣。                         VS       Liberal Party リーダーのトニー・アボット、野党党首 右の写真 トニー・アボットは前政権のHealth Minister、ジュリアとは因縁の関係だ。(ジュリアはその当時のShadow Minister of Health) トニーの方が圧倒的に政治家経験は長い。 =========================...

オーストラリアのざわめきを。

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最近、ごく最近、急にざわざわっとした、感覚がオーストラリアに走っている。 これから、ぐんっと、熱い冬になりそうである、というのがフェデラルエレクションの前倒しが行われそうな緊張感が流れているのだ。そう、選挙が始まる前の、異様な感覚か。 ついに、やっと日本の参院選も終わったようで、結局やわらちゃんが当選したりとなんだか訳の分からない結果に終わったようで、なんだか分散しすで、収拾がつかなそうな感じだけど、オーストラリアはこれから、アナウンスが入るはずだ。 初の女性総理大臣となった、44歳のジュリア・ギラート。ケビン・ラッド率いる労働党の支持率の低下に対抗する、切り札とも見えた、ケビン・ラッド辞任劇だったが、あっという間にジュリアに変わり、支持率を野党党首のトニー・アボットから一気に距離を空けたと思ったが、それもつかのま、あっという間に、支持率は52%まで落ち、オポジッション、いわゆる野党は48%。 その焦りもあるのか、連邦選挙の前倒しが行われそうな流れである。それこそ、今週中には、ジュリアが選挙をコールするのではないか?という話だ。 アサイラムシーカーと呼ばれている、アフガニスタンなどからの難民保護問題。相変わらずのマイニングタックスの問題。いくらジュリアにプライムミネスターが変わったといえど、それで解決する問題ではない。ぐぐっと、フェミニスト団体や女性票をわしづかみにされるのかとも思ったが、それもそこまで現実を見るとそう簡単にはいかなそうである。全く、みんな単純ではない。 ジュリアは就任の際のオーストラリア初の女性総理大臣である、いやわたし個人的な意見としては、移民大国(アメリカ・カナダ・オーストラリア)の中でも初の女性総理大臣であるという歴史的な誕生の日に、自分は初の女性総理大臣であり、初のレッドヘッド、(赤毛族)でもあるなんて言った。 わたしは何故なのか、全然理解できなかったが、ジュリア自身、コンプレックスがあったのだろうか?それとも、実はレッドヘッド全体の悲願だったのだろうか?あれは、イマイチ理解し難い発言だった。グレートブリテン内の国の関係は分からないのだが、ジュリアの親の母国Whalesも大騒ぎだったみたいだ。 しかし、結局のところ、短期政権に終わってしまうと見られているのか、国際的な関心があまりなさそうな感じでもある。ま、それは結局、自分達の党の中から推薦...