ちょっと苦手な日 -Aus&NZ陸軍の祝日-


『ハッピーイースター!!』という響きが、どこからともなく溢れてくる。イエスキリストの復活祭と言われている、超大型連休は、いわば、キリスト教社会のゴールデンウィークだ。

イースターと、言われて、とりあえずモアイしか頭に浮かんでこない人は、結構、放浪癖のある人か、心の奥底に眠る旅ロマンが溢れている可能性が高いけれども(笑)、キリスト社会では、イエスさんの復活という事で、とっても、とっておも大きな大型連休であるのだ。

日本にいると、全くといっていいほど、触れる事のないこの大型連休だけれども、今年のオーストラリアANZAC DAY(アンザックデー)と呼ばれる、国民の祝日(ナショナルホリデー)と重なっており、期待の大型連休。

そして、通常のイースターは月曜日までだけれどもお、4月25日のANZAC DAYの振り替えとなり火曜日まで休みが続いているのである。

日本はGW直前で、忙しいというのもあるが、今年はちょっと地震の影響もあるせいで、浮かれ気分はあまり感じられないようだけれども、オーストラリアのこの大型連休は、夏の最後のイベントでもあり、各地でフェスティバルが行われたり、イースターを家族で祝う人、教会へ行く人、そして、ANZAC DAYにて、亡くなられた多くの兵士をしのぶ人、それぞろの思いヲ胸の内に秘めている。

クリスチャンではないわたしには、どうやってイースターをハッピーに祝っていいか皆目検討つかないのだが、皆がハッピーそうにしているのは悪い気分ではないと感じているけれども、皆さんきっちりと満喫していますか?


正直、わたしを含め、一般庶民の人たちには、これ以上なく跳ね上がる旅行料金や飛行機チケット。ホテルは満室だし、どこに行こうとも、異常な出費を覚悟しなければならない。まさに、GWと同じように高くなりすぎる為、以外に家や地元でゆっくりしている人は多い。

となると、やっぱりANZAC DAY情報が目についてしまう。

紐を解くと、ANZAC(アンザック) というのは、"Australia and New Zealand Army Corps" の略で、オーストラリアとニュージーランドの連合陸軍の日というわけだ。

以前、話をしたオーストラリアでーに続き、オーストラリアでは、日本人のわたしにとっては、よくわからない日を祝うなぁ、とつくづく思うのだけれども、アンザックデーとは、第一次世界大戦の時に、イギリス陸軍から成る、地中海侵攻軍のメンバーであった、オーストラリア&ニュージーランド連合軍が、ガリポリ上陸作戦にて亡くなった多くの兵士達をしのぶ日である。

と、なんだか話せば話すほど複雑になってしまうのだ。侵攻軍は、進攻軍と説明する所が多いが、わたし正直何が違うのかわからないので、わかりやすく侵略(しんりゃく)の侵の字を使ってみる。

すると、分かりやすくなるけれども、ようするに。。。

イギリス部隊が、西洋と呼ばれるヨーロッパ&東洋と呼ばれるアジアの境目の国と呼ばれる、トルコへの攻撃を開始する為に、入り口であるガリポリ半島へと攻撃を開始する。その際、志願兵として集められたオーストラリア兵士とニュージーランド兵士から成る軍隊が、アンザック兵たちであるのだ!


カタカナで書くとまるで、ガンダムみたいな名前なアンザック兵達はこのガリポリ上陸作戦で、トルコ軍に撃退され、約1万人を超えるアンザック兵がこの戦争の犠牲となった。

今となっては、戦争の犠牲者として讃えられる勇敢な兵士達かもしれないが、これが日本だったら、A級だB級だとか、戦争犯罪者(戦犯)扱いされて、敬礼をするだけで、他の国から批判されていたのかもしれない。

戦争の話って、とても複雑で何が正しいのか分からなくなるし、とても悲しいものだから、直視しずらいものだけれども、日本人にとって、このアンザックデーというのは、残念ながらオーストラリア生活に切り離す事が出来ない。

もともとは、上記のようにガリポリ侵攻作戦の活躍を讃えるものだったが、その後第2次世界大戦後にはその役割が大きくひろがり、アンザックデーは、アンザック軍が戦った全てをしのぶモノと変化していく。

第二次世界大戦といえば、ピンと来る人はお分かりかもしれないが、オーストラリアと日本軍は敵国同士。

西洋の人達にとっては、悪魔のような日本軍が恐怖を運んできているという印象が強く、いつ日本に空爆をされるかとびくびくしていたようだ。


この日ばかりは、テレビやメディアは戦争特集で持ちきりになり、日本兵の恐ろしさや空爆の恐怖を延々と流し続け、元兵士のインタビューがあったりと、これでもかと、日本を憎む日でもある。

今のオージー達は、そうでもないと思うが初めて、わたしがアンザックデーを体験し、テレビの報道を見た時はショックだったし、個人的にオーストラリアで一番苦手な日でもある。

実際に、日本軍は北オーストラリアのダーウィンに空爆を続けていたし、ニューカレドニア周辺の南の島では多くの兵士が戦争に送られていた。サイパンはもちろん、近くの島は制圧をしていたワケだから、迫り来る日本兵の攻撃は恐怖だったに違いない。

第一次世界大戦の時には、見方同士だった、アンザック兵と日本兵だけれども、やっぱり悪い部分が目立つのは仕方がない事だと思うけれども、オージーはどう思って、このテレビを見ているのだろうと思う。

テレビを見て、日本人である恐怖を感じる日でもあるし、あまり目立つ事をして日本人だとばれると何をされるかわからない。と、いう可能性もあるのだ。

恐怖を煽るわけではないが、これはれっきとした事実で、どのようにオーストラリアで捉えられているかという事。また、白豪主義とつながり、とにかく因縁をつけられる原因にもなっているというわけだ。

今年はイースターともかぶっているし、地震の影響もあった為、比較的控えめで、薄れ気味だけれども、アンザックデーでお休みラッキー!というよりも、軽く知識を持っていたほうが身を守ることもある。

そういえば、KOREAN WARのモニュメントも良く見かけるし、やっぱりオーストラリアは大帝国イギリス軍なのだなぁと、改めて感じる。知らなくてもいいかもしれないが、日本人として知らずに休みを喜んでいたら、このジャパニーズ大丈夫かな?とも思われてしまうかもしれないし、長く海外で住もうと思ったら、やっぱり様々な角度で歴史的な認識を受け止める事も大事だと思うこの頃なのだ。

*今日のよぎーな豆知識 -映画オーストラリア- *

ちなみに、映画のオーストラリアを見た事がある人がいるだろうか?

アボリジニとオージーの友情?を描くような話しで、ほのかな期待を胸に、ニコール・キッドマンを見に行ったわたしがだが、
あまりの日本人の残酷さにちょっとひいてしまった。

歴史を歪める映画として、かなり物言いを生んだ映画で、映画上では、オーストラリア大陸に上陸して侵攻をしたとされているが、実際に上陸しての攻撃はしていないとされている。

ガリポリ上陸作戦は、英語で ガリポリキャンペーンと呼ぶのだけれども、なんとも素晴らしい名前をつけたものだと思う。内容は、侵略作戦だけれども、キャンペーンという名前をつけるだけで、とてもソフトな感じがするし、なんか悪い事じゃない気すらしてくる。

もちろん、戦争の時代には良いも悪いもなかったろうし、勝てば正義、負ければ悪の時代である。それにしても、そういった戦争意識に対してのマーケティングやネーミング戦略は素晴らしい。

ある意味、日本も見習うべきなのかもと、皮肉交じりに思ってみたりもする。笑

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