スカイプクレジットの購入方法と国際電話
日本のテレビでの報道は、少し沈静化を見せて、原発事故についてもあまり触れなくなってきたようだ。
前にも言ったけれども、テレビのメディア世界とネットの世界ではまるで様子が違う事に変わりはなく、相変わらずTwitterやFacebookでも連日のようにメッセージは来るし、情報が錯乱している。
ついに東京に住んでいる、友人のカナディアンも毎日のように20通以上ものメールを返信して現状況を説明しているが、とにかく東京から出ろというプレッシャーに負けて、今夜夜行バスで、大阪に旅立つと報告が来た。こんなに安全な気がするのに、仲間を置いてくのが気が重いけど、すぐに帰ってくるよとの事。
まぁ、何が安全で、安全じゃないかははっきり分かってないのだから、何も言えないのが本音なのだけれどもね。
これでは、余計パニックになるばかりだし、下手したら海外にいる人のほうがふさぎこんでしまってる人は多いのかもしれない。
日本にいるみんなは、今は日本にいる必要はないのだから、戻ってくる必要もないし、こんな時に海外にいたのはラッキーだったのだから、日本にいる人達はむしろ喜んでくれている。もちろん、家族が大きな被害を受けていて助けが必要とされている人達は別なのだが。。
なんたって、周りの家族や友人は、元気で安全でいてくれる事が一番に望んでいるのだけは、忘れないでほしい。
ともあれ、こんな状況で、特に海外からの連絡はやっぱりSkypeが便利なので、前回【Skypeの使い方と地震クーポン】の続きで、次は"無料ではない" スカイプの使い方の案内をしたい。
"無料でこそスカイプなのだ!"と思う方もいるかもしれないが、実際に料金を払う事によって出来る事の幅は広がるし、使いこなせれば、国際電話やショートメール(テキストメッセージ)も自由自在に使いこなせるようになると思うのだ!
【目次】
-スカイプのアカウントを開く
-スカイプクレジットの購入方法
-スカイプの料金設定について
-スカイプクレジットを購入する
-スカイプで電話をかける
-スカイプでショートメール(SMS)を送る
-災害時に
-海外留学中の彼氏・彼女、又は家族に
*長くなってしまうので、わかりやすく目次を作ってみました。
【スカイプのアカウントを開く】
スカイプを無事にインストールできたら、次は右下に出てきたSkypeのマークをダブルクリック、又は右クリックにてSkypeを開くをクリックする。
すると、スカイプの管理画面が表示される。最初の設定だと、左側にコンタクトリスト、右側にSkype Homeが現れる。
【スカイプクレジットの購入方法】
この画面の左上に
という表示があるので、このSkypeをクリック。
そこの、アカウント又はスカイプクレジットの購入をクリックする。
ここのセキュリティがしっかりしているのか、ページが開くのに少し時間がかかるので、待ってほしい。
と、ここで、クレジットを購入する前に料金設定が気になるところである。果たして、良心的な設定なのか?
【スカイプの料金設定について】
基本的な情報は下記のスカイプの料金ページから確認できる。
http://www.skype.com/intl/ja/prices/
"料金"というところにカーソルを持って行くと、"無料" "プリペイド料金" "月額プラン"などと出てくるが、スカイプクレジットを使った電話料金を知りたい場合は、"プリペイド料金"となる。
わかりやすく言うと、pre(事前に) paid(支払済)という事で、先に料金を支払いして、使った分だけ、購入した分のクレジット料金から差し引かれていくものになる。
ちなみに、この際に出てくる"SMS料金"というのが、日本の携帯で言う、ショートメールである。docomoやau、softbankなど同士で番号さえ分かれば送れるショートメールの料金ことである。
日本への固定電話の料金はコチラから確認。
現時点で、
固定電話へ、『わずか3円22銭/分 3円70.3銭(VAT込み)』
携帯電話へ、『17円50銭/分 20円12.5銭(VAT込み)』
*VATとは?税金の一部であるが、大きな額ではないので、気になる範囲ではない。さらに詳しい説明は、こちらをクリック
【スカイプクレジットを購入する】
さて、料金を確認したところで、スカイプクレジットを購入する。
基本的にクレジットカードでの支払いとなるが、オーストラリアで"Visa Debit(ビザデビット)"を持っているようであれば、もちろんそれを使う事もできる。
画面に従い、必要な情報を全て入力する。
その後、以下の画面が出てくる。
購入金額を1500円、又は3000円から選択をし、"自動リチャージの有無"を選択。
これは、電話の途中で金額が足りなくなったら、自動的に設定していた額がチャージされて、課金されるシステムである。東日本ではオナジミのSuicaとクレジットカードが一緒になった場合のSuicaのオートチャージと一緒で、なくなりそうになったら、オート課金。大変便利な機能である。
【Skypeで電話をかける】
さて、クレジットのチャージが進めば、アカウントを見ていると他にもたくさんの機能がある事に気づくだろう。
電話番号を購入したり、番号通知が出来たり、SMSの送信が出来たりする。
"電話へ発信"からは、最近の通話履歴や料金も確認ひとめで確認できる。
-Skypeアカウントへ無料発信する
かけたい相手がSkypeログインしていれば(緑のチェックでオンラインになっていれば)一度クリックをすると右手に発信したい相手の詳細が現れ、"発信"を押すとそのまま通話が可能である。相手がSkypeなら無料である。
電話番号を追加するという項目に、携帯電話の番号や固定電話の番号を入れておく事ができるので、頻繁にかける相手の場合は、携帯電話番号や固定電話の番号も入れておこう。
スカイプは全世界で使えるものなので、海外の友人や会社の番号も登録が可能で、国番号ごと登録できる。
-固定電話へかける
上記の設定をした友人、又は左下の画面にある、"電話へ発信"を押して番号を入れれば、希望の国、電話番号へ通話が可能である。この際に適用されるのが、先ほど購入したクレジット料金で、日本へは上記参考料金、また別の国には、それぞれの国での料金を確認してほしい。
国際電話がこの料金でかけられるという事は、家から又はパソコンから電話をかけられる状態であれば、国際電話カードよりも安いかもしれない。特に固定電話への料金設定は非常にありがたい。
【スカイプでショートメール(SMS)を送る】
スカイプでは、SMSという単語がたびたび出てくるが、これは、Short Message Service(SMS)の略で英語である。
ショートメッセージサービスは、日本の携帯で言うショートメールの事であり、携帯のメアドは必要ない。emailとはシステムが違い、電話番号だけでメールを送る事ができる。(文字数は限られるが)
電話をかけるとき同様に、左の画面で相手の名前をクリックすると、"チャット"が出来る。
相手がログインしている場合、ここに文字を打てば"チャット"ができるのだが、ログインしていない場合は、連絡ができない。
すぐに、相手に連絡を取りたい場合は、上記のやり方で登録した、携帯電話番号にタブを移し、再度下のチャットボックスを見てみる。
すると、〈0メッセージ|残り160文字|"残りの残高"〉と表示されている。
ここに、入力したいSMS(テキスト)を打ち込み、右側にある青い小さな、txtマークをクリックして、発信!
たった、それだけで、ショートメールを送る事ができるのだ!!
さて、このショートメールがどのような役割を果たすのか!?
【災害時に】
今回の地震のように、連絡が取りづらかったり、携帯電話の充電が思うようにできない場合、電話への発信や充電の消耗は出来るだけ避けたい。そういった場合、このSMSを送ることにより安否の確認もしやすくなる。
【海外留学中の彼氏・彼女、又は家族に】
海外の携帯電話には、emailアドレスがないので、日本から直接メールを送っても、すぐに確認する事ができない。(スマートフォンなら別だが)
その場合、緊急時の連絡やすぐに連絡をしたい。でも、電話じゃなくてメールだけで良い場合や、電話が出ない場合に折り返し電話をもらいたければ、このSMS(テキスト)が役に立つ。
日本語が読めるかは、相手側の携帯の性能によるが、いまどきの携帯は設定変更が出来るものも多い。
海外生活をしている人はご存知だと思うが、現地では、テキストのみで、友人とやりとりしている人が多いので、テキストを送った場合は、かなりの確立ですぐに確認してくれると思う。
日本にいれば、同じ会社の携帯同士なら、ショートメールは無料だったりするので、重宝しないものだが、特に海外とのやりとりの場合は、知っているだけで、不安も減るし、彼氏・彼女の動向がわからなくて、というストレスが激減する事間違いなしだ(笑)
しかし、SMS(テキスト)の送りすぎは、メールの送りすぎと一緒。時差がある場合は、気をつけたいし、今回の地震予知メールのように、何度も時間を問わずに送られてくるとトラウマになってしまうかもしれないので、せっかくのテクノロジーもうまく使ってほしいと思う。
原子力発電にしたって、便利な世の中だけど、結局テクノロジーを生かすも殺すも、人間次第なのだな、と思うこの頃なのだ。
Namaste,
*今日のよぎーな豆知識 -SMS-*
海外では、ショートメッセージが主流で、携帯電話にEmailアドレスは存在しない。
携帯についている、emailアドレスは日本独自の携帯電話システムで、パソコンではなく携帯で全ての事を済ませてしまうという環境が発展して出来たものだと思われる。
英語では、このショートメールをSMSと呼ぶ人もいるが、一般的にはtext(テキスト)と呼ばれている。
間違っても、和製英語の"テキストブック"の事ではないので、要注意!
"Did you get my text about party this Saturday?"
"僕の送った、今週の土曜のパーティのショートメール(text)は届いたかい??"
"I texted to my friend in Japan last night, but he didn't text back to me yet. I think there is a problem with phone line because of this massive earthquake"
"昨夜、日本にいる友達にショートメールしたんだけれど、まだメールが返って来ないんだよ。今回の大地震で電話回線に問題があるんだと思う。"
上記のように、"text"という単語は、名詞としてだけではなく、若者から広がり、動詞としても使われるようになっていて、一種のスラングとなっている。
日本で"メールする"という単語は、世間の言う[正しい]日本語ではないと思う。それと同様に、新しく生まれた単語であり、正式な英語として辞書に載る日も近いと思う。
このtextという単語を使うと、英語できるジャン風な感じになるし、リアルな英語な雰囲気が出てくるので、是非使いこなしてほしい!!
↑↑↑このテキストを使いこなすだけで、海外生活は全然変わるはず。これで、連絡手段が気になって、海外に行けなかった人も、安心して旅立てるんではないですか??役に立ったな、と思ったら、応援クリックもどうぞよろしくお願いいたします。