断捨離とガレージセール
"モッタイナイ/Mottainai"という言葉は日本独自の言葉だという話を聞いた事がある。モノを大事にしよう!っていうのは、すごく大事な事だし、もし再利用する事ができるのであれば、捨てるのではなく、誰かに使ってもらってこそ、そのモノを大事にしているというのかもしれない。
それこそ、おもちゃや家具とかを買ったばかりで、すぐに捨てたら、家具が泣いているとか机の神様やトイレの神様が怒ってしまうんではないか?とかしまいには、八百万の神様から祟りがある!!なんて、言い出しかねないのではないでしょうか??
さてさて、日本人はどれくらいモノを大切にしてるのかなぁ、と考えながら生活をしていると、オーストラリアで見かける車の年代なんてのが、結構気になってくるのだ。今にも壊れそうな車やぼこぼこの車。窓が開いている車やウインカーが壊れているのは、他の人の迷惑だから直してほしいけれども、それいつの車ですか?という車がうじゃうじゃしている。日本でそのまま走っていたら、即捕まりそうな車も多いし、誰がそんなの乗るんですか?なんていうような汚い車はたくさん。
オーストラリアの国土の広さを考えると、エンジンも酷使するから、走行距離10万kmなんて、新車じゃないのかくらいの英雄的な扱いを受けるし(笑)、20万、30万kmなんてザラだ。オーストラリアで車の購入を考えた人は、その走行距離やエンジンが気になってしょうがないと思う。
基本的に車社会なので、需要はある。日本で2足3文でも、結構値段がついてしまうのも事実だ。日本であれば、すぐにシンシャシンシャと乗り換えを推奨するし、車以外にも過剰包装や余計なモノを生産して、無駄が多いというイメージを海外の人は持っているそうだ。
この辺りの考えはすごくセンシティブなので、何が正しいのかワカラナイけれど、燃費が良く、環境に優しい車が出て、今までの車を処分する事になったら、どうだろうか?大量のスクラップやごみが発生する。しかし、燃費が悪く環境にも良くない車を多くの人たちに中古として使ってもらい、モノを長く愛用するのと、どちらが環境に優しいのだろうか?とふと思う。
まぁ、これは車の話なのだから、車に乗るなって言われちゃ、返す言葉も、『んがんぐっ』って詰まってしまう。ようするに、どっちがいいのか分からないようねぇ、という話だ。だって、そんな話をしていたら、『あぁじゃない、こうじゃない』問答が始まって、『いや、究極ノエコはね、死ぬ事なんだよ。』と言われちゃったら、悲しくなってしまうではないか。笑 人類が死ねば、一番のエコという極論は分かるけど、やっぱり平和的に共存したいなぁ、とせつに願うのははわたしだけだろか??笑
しかし、ひとつ言える事は、少なくとも電力や燃料を使わないモノであれば、長く使う事に越したことはないと思う。オーストラリアをはじめ、英語圏・欧米文化ではガレージセールやヤードセールと称され、お庭や家の前で不用品をまとめて売っている光景をよくみる。『あの、アレデショ、ゴリと川ちゃんのコンビでしょ?』『いやいや、それはガレッジセール。』なんて、言われる前に自分で言ってみる。笑
夏なんか、娘さんや息子くんだと思われしき子供達が、芝生に寝転がり本を読みながら店番をしている姿を見るとほのぼのする。
そもそも、ガレージセールをするには、要らないものを整理する必要があり、最近の言葉で言えば、断捨離の力が必要になる。要らなくなったものを捨てるのはモッタイナイと、ジャパンの心をかざすならガレージセールで売るなんてアイデアはとっても素敵だと思うのだ。
商売に対してやお金に対しての簡単な勉強にもなるし、バルーンを周囲につけて、周りに宣伝をして、そして、音楽を鳴らしたり、色々なガレージセールにいくと様々な工夫が見られて面白い。
とにかく安いのも、庶民の味方だ。不況、不況といわれるのはオーストラリアでも例外ではないし、(日本よりは比較的良いかもしれないが)、こういうアイデアでお金をセーブして、勉強や学費に充てられると考えるのも良いかもしれない。カナダやオーストラリアでは、休学をしてその間にお金を溜めて、また大学を出るなど、学費を捻出する為に大学卒業までに時間がかかる事も珍しくない。日本のように、ストレートで大学を出るのが当たり前なんて常識はない。勉強に対する意欲に関しては、2010年12月30日の【環境が違う】でも、少し触れているので良かったら読んでみてほしい。
ともあれ、最近ブリスベンに引っ越してきた学生さんやワーホリメーカーさん達も、ガレージセールに目配せを送ってあげても良いんではないだろうか?新しいモノを買うのも良いけれど、もし英語の勉強や地元の人々との交流を深めたり、文化をのぞき見したいならば、こういったガレージセールへ足を運んでみるのもグッドアイデアだと思う。
日本では、人様が使ったものなんて、使わない!なんて、ちょっぴり保守的な人も多いかもだけど、オージーは全然気にせず買っていく。なんか、色々気にしすぎていた自分がバカみたいに見えてくるし、何でも気軽に考えたほうが人生楽かもしれない。
リサイクルやエコをやたらと推奨するけど、こういった庶民目線のガレージセールはとってもエコエコしてみんながニコニコするんじゃないのかなぁ思う今日この頃なのだ。
*今日のよぎーな豆知識 -ガレッジセール-*
日本の沖縄出身のお笑いコンビ、ガレッジセールは、ガレージセールとして活動していた事もあったそうだ。そう言われると確かに、ガレージより、ガレッジの方が愛嬌があって、呼びやすい気がする。(笑)
*今日のよぎーな豆知識2 -ガレージセール-*
ちょっと、どうでも良い上の豆知識はさておき。よく海外で日本人の方々が帰国する際にやっているのは、サヨナラセールだ!Sayonara Saleといえば、調子の良い感じなものが多く格の値段で全てがゲットできる。また、英語ではMoving Saleというのが一般的である。
オーストラリアには、このガレッジセール(笑)が、文化に根付いており、GarageSales.com.auなるガレージセール検索サイトもあるほどだ。通常は街の掲示板や張り紙、フリーペーパーなどで情報をゲットできるが、今や時代はネットでも見つけられるようだ。びっくりする。
オーストラリアのガレージセールウェブサイト
右の方のSerch by cityで選べばブリスベンだけではなく、オーストラリア各地のガレージセールを見つける事が出来るぞ。
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